9 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/21 01:50 ID:Q6Od0iCc

知り合いの話。

地区の子供会でキャンプをおこなった時のこと。
炊事担当であった彼女は、夕食のカレーを支度していた。
灰汁をすくっていると、不意に胸騒ぎがした。
顔を上げて、河原で遊んでいる子供たちを確認する。
中に一人、理由はわからないが、なぜか気になった子がいた。
しかし異常は見られず、彼女は内心首を傾げながらも、調理を続けた。
そのまま何事もなく、キャンプは無事に終了したという

山から帰って二日後に、キャンプに参加した子供が一人、急死した。
交通事故だった。彼女が気になった、正にその子だった。

葬儀の後しばらくしてから、子供会の会合が開かれた。
ついでだったのか、その席でキャンプの記録ビデオが上映された。
亡くなった子も元気な姿で映っており、皆の涙を誘ったそうだ。

やがて画面が夕食の準備風景に変わる。
それまでばらばらに動いていた大人たちが、不意に同じ動作をした。
一斉に顔を上げて、河原の子供たちをじっと見つめる。
皆の視線が一つにまとまり、すぐに奇妙な顔をして持ち場に戻っていく。

ビデオを見ていた人たちは、彼女を含め、全員が凍りついたようになっていた。
それ以上キャンプが話題になることはなく、会合は終了したという。






10 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/21 01:52 ID:Q6Od0iCc

同僚の話。

以前、彼は山奥のゴルフ場で開かれたコンペに参加した。
残念ながらブービー賞だったが、缶ジュースを一箱獲得したそうだ。
帰宅する前、車の助手席に賞品を置いておき、小用を足しに行く。
車に帰ってくると、驚いたことに缶ジュースは箱ごときれいに失くなっていた。
慌てて助手席側のドアを開けると、シートにべっとりと泥が付いている。
駐車場に残っていた者に尋ねて回ったが、誰も知らないと言う。
がっかりして帰宅した。

家に帰り、ゴルフバッグを下ろそうとトランクを開けた。
ゴルフバッグの脇に、こんもりと盛り上がった生乾きの泥山がある。
よく見ると、掘り出したばかりの蓮根が、山のように盛ってあった。

 ・・・ジュースと物々交換ってことか。

なぜかふと、そう思った。
新鮮な蓮根は、天婦羅や煎り鳥に入れて食べたという。
彼曰く、非常に美味しかったそうだ。



11 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/21 01:55 ID:Q6Od0iCc

友人の話。

夏山に単独入山していた時のこと。
その時の彼は体の調子がいまいちで、くしゃみがひどかったのだそうだ。

夜も更け、そろそろ寝ようかと片付けている頃。
特大のくしゃみが一発、山の静けさをかき乱した。
やれやれと鼻を擦っている丁度その時、近くの藪から音が聞こえた。

 ホッホッホゥ

まるで梟の鳴き声のようだ。何やら喜んで笑っているらしい。
彼が身を硬くして黙り込むと、藪の中の声は不満そうな調子に変わった。
なぜだか彼は、くしゃみをせがまれている気がしてならなかったという。
我慢しきれなくなり、新たなくしゃみが一発出た。

 ホッホッホッホゥ!

間違いない、藪の中の何かは喜んでいる!
彼は慌ててツェルトに潜り込んで、寝袋にくるまった。
もうそれ以上、くしゃみをせがまれることはなかったが、その夜起きている間中、
彼のくしゃみに続いて「ホッホゥ」という声が響いていたそうだ。

翌朝、藪を確認したが、もう何も発見できなかった。



13 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 01:58 ID:iGwZ4qJH

炭焼き爺さんの昔話

山では片足のはねるモノが出る。
それを見た日は小屋(炭焼き中に使う山小屋)から出ちゃならん。
ワシは一本足のはねる猿を何度か見たことがある。
そんときは酒と食い物を山の神様に供えて寝ちまうんだ。
片足のはねるモノは山神様の使いだからな。
見たら片目がつぶれちまう。


17 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 02:03 ID:iGwZ4qJH

炭焼き爺さんの昔話

山ではあやかしがよく出る。
それは動物だったり、木や草や石の時もある。
しかし会えば必ず分かる。いいモノでも悪いモノでもなぜか分かるものだ。
いいモノはいたずらする程度だが、悪いモノは危険だ。
目玉ほじくらたり、落ちるはずのない谷に落とされたりして*だ仲間がいる。


22 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 02:24 ID:iGwZ4qJH

炭焼き爺さんの昔話

山では必ず刃物を持ち歩け。
あやかしや山に化かされないためにだ。
握りに近い部分を一寸ほど刃引きをしておくこと。
刃引き部分は鬼切口といってあやかしを斬る部分だ。



31 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 08:46 ID:VqLMXvF0

炭焼き爺さんの昔話

山にいるとな、あやかしが目の前に現れることがあるんじゃ。
そん時は左目だけであやかしを見ろ。
悪いモノと思ったら包丁でも鉈でもいい、刃物の背を目に当てろ。
刃をあやかしに向けて目を守るんじゃ。鬼切口が切ってなくてもいい。
じゃないとほじくられるぞ。


35 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 13:59 ID:th+wel6d

以前、陸上自衛隊のレンジャーだった人が話していたが、
「山の中では、幻覚・幻聴などしょっちゅうのこと。人間とは
生理的にそういう生き物であり、怪異でも不思議でも何でもない。
だから、真夜中の御巣鷹山だろうが、雫石の慰霊の森だろうが、
怖いことなど何もない」
また、広報班の写真担当の陸曹も
「怪奇現象や心霊現象には興味はあるものの、全く怖くない」
と言っていた。
自衛隊には、基本的にそういう人が集まってくるのか、訓練などにより
そういった人間に変化していくのか、ちょっと知りたい所だ。





42 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 17:39 ID:L8L+0aoX

炭焼き窯での死亡事故が、家の近所で実際にあった。
その方の葬式にも行った。

おばあさんが焼けあがった炭を釜から出そうとして、釜に入った。
おばあさんは体が小さかったので、道具だけでは奥の炭は取れないのだ。
危険は承知だったようだが、おじいさんに先立たれてしまってからは、
ひとりでやるしかなかった。釜の中には一酸化炭素。
身をかがめて入ったおばあさんは、油断か体の衰えか、
不注意にも中に長くいすぎて、それをもろに吸ってしまったらしい。
おかしい!と思った時は既に遅かったようだ。

おばあさんが朝に炭焼き小屋に登っていって、
夕方になってもなかなか戻ってこないのを不審に思った
麓の畑で働いていた人が、心配して見に行った時には、
おばあさんの半身は人間の形をしていなかった。
じわじわと焦げて燃えていたそうだ。

おばあさんは苦労して息子三人を都会の大学に行かせた。
その息子達は皆いい暮らしをしていると聞くが、
三人ともあまり帰省していなかったらしい。


52 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 22:15 ID:XS+kLsB6

小学生の頃、夏休みにグランドでキャンプ1泊というのがありました。

夜中目を覚ますとテントを開けて覗いている人がいます。

見回りの教師か父兄かなと思って、起き上がると、
その人が月明かりの逆光で見えました。

小学生くらいの、猿?
でも、毛が薄くて、人間みたいなんです。肌色。
毛がふわふわ揺れてます。
黒目がちな大きな目。
なにか言いたそうに口を開いた瞬間、私は叫びました。

それから大人達が集まって見回りして、
みんな体育館で寝ました。

みんな寝ぼけたんじゃないの?って言ってましたけど、
次の朝私たちのテントに白っぽい毛がいっぱい散らかって荒らされていたので
大人も信じてくれました。

2学期も始まって、一緒のテントの子からこう話されました。

私もその猿を見た。英語…アップルだとか、スキップだとか、ペンシルだとか
そういう英単語をブツブツ言ってた…

私は聞こえませんでした。
次の年から体育館に泊まってました。


55 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/21 22:36 ID:FXzEHj0K

炭焼き爺さんの昔話

山で不思議な男に会ったことあったな。
こしらえは猟師のように見えたが鉄砲も持ってなかったし、犬もおらんかった。
怪我しちょったようで顔の半分に布を巻いていたな。
炭焼きしとったワシの所にいきなり現れて一晩一緒にいたわ。
天気の話や山の獣の話。薬草なんかの話をした。
ワシも結構物知りじゃと思っておったけどあの男にはかなわんだ。
酒をうまい、うまいと言ってよう飲んじょった。
次の日の朝に山に登って行ってしまったわ。
いなくなってから思ったんじゃが、ワシら持ってきた以上の酒のんじょったわ。
その年の天気はその男の言う通りよう当たったわ。



66 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/22 07:21 ID:aIt2HHgK

炭焼き爺さんの昔話

川にな、何とも不思議な足跡を見たこともある。
大きさと形は人のものとよう似ていたんじゃが、どう数えても指が7本ある。
見つかる場所はいつも川の土が剥き出てる所じゃ。
河童かと思ったが、ひれはなかったな。
あれは足跡だけで姿はついぞ見なかったわい。


70 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/22 13:10 ID:RilK0UPy

前スレの白花タンポポのお礼がわりに1話

伯父の話
前スレに何話か同じ島の話があるが、瀬戸内海の大きな島の話。
本土から橋を渡り車で1時間程走ったあたり
国道から山を見上げるとみかんの段々畑が続いている。
国道から数段上の農道に、昔「こーだけ」と呼ばれていた道がある。
彼が子供頃、「こ~だけ~」とつぶやく女の幽霊が出るといわれていた。
女の幽霊は赤ん坊を抱いていて「こ~だけ~」と言いながら、子供を抱かせようとするという。
残念ながら子供を抱いてみた猛者の話は聞けなかったが、戦後しばらく、彼女は出現していたらしい。
道の舗装をしなおしたところ、彼女は出現しなくなったそうだ。

自分が小学生の頃、同級生に「こーだけー」の話をしたところ、彼女の親御さんの出身地呉市にも「こーだけー」が出るそうだ。
子供を抱いてみた猛者がいたそうで、子供に腕を噛まれて流血した者。
また、ある若者は子供の攻撃を交わしながら、「返さない」と言い張って子供を抱いたまま自宅に帰ったところ、おくるみの中に入っているはずの赤ん坊は木の葉になっていたそうだ。


71 70 :04/06/22 14:08 ID:RilK0UPy

もう一話。ちょっとスレの趣旨からはずれてしまいますが、本来なら山で出会う確立の高いものなので。

友人の話。
彼女の家は新幹線駅の隣の駅から歩いて15分程の下町にある。
12年程前、早朝2時ごろに原稿を仕上げた彼女は、自転車に乗って、最寄のコンビニに原稿のコピーに出かけた。
作業を終え、部屋に帰り彼女は眠りについたそうだが、翌朝、朝食時に母親から、
「あんまり夜中に出歩かんのよ。変な人おるかもしれんし、熊でるらしいよ」
都市部なのに熊がでるという言葉に半信半疑の彼女に、母親は朝刊を渡した。
そこには、川一つ向こうの高級住宅地で、夜中に寝床で読書中のおじいさんを熊が襲ったという記事が載っていた(実話)。


75 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/06/22 19:34 ID:k8Zahsxw

旅先で聞いた話

冬の終わり、日当たりの良い山の斜面で植え付けのための地拵えをしていた。
昼までに一仕事終え、休息をとる。火を熾し、腰を下ろして弁当を拡げた。
頭上には晴れ渡った空。南中の太陽から降り注ぐ日差しに目を細める…

パンッ

突然、目の前で柏手が一つ打たれた。
いわゆる猫だまし。驚くと同時に我に返った。
見上げると陽光が少し傾いている。まるで午睡から覚めたような気分。
掌を打つ乾いた音が、まだ耳朶に響いていた。

見ると、焚き火は土を被せて消されており、そこから細い煙が一筋立ち上っている。
地面には空になった弁当箱。その隣に水筒と並んで見慣れない湯飲みが置かれていた。
荒々しい造りのごつい湯飲み。持ってみると、ほんのり温かった。

仕事を再開したものの、無性に腹が減ってきたので早めに切り上げることにした。
例のごつい湯飲みは持って帰ることにした。弁当の駄賃という気持ちだった。
納屋にある作業棚の上に置き、ヤスリやワイヤーブラシなどを突っ込んでおいた。

かれこれ5年ほどになるが、今のところ何も異常は起きていない。

ただ、目の前で打ち鳴らされた両の手の映像は、今でも目裏に焼き付いている。
ごつい湯飲みには似合わない、真っ白い女のような手だったそうだ。


76 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/06/22 19:44 ID:k8Zahsxw

杣人に聞いた話

二人組で山へ入った時のこと。
お互いに離れた所で下草刈りをしていたのだが、
しばらくすると、不意に背後から拍手の音が聞こえた。
パンパンパンパンパンパンパンパン…

相方の仕業だと思い振り返ったが、どこにも人の姿はない。
不審に思いつつ作業を再開すると、また同じ音が聞こえてくる。
パンパンパンパンパンパンパンパン…

そんなことが数度繰り返されるとさすがに気味が悪くなり、
作業を中断して相方を探すことにした。
だが、姿が見当たらない。大声で呼ばわったが返事もない。
周囲の山林を探したが、相方の姿はどこにもなかった。
(さては勝手に山を下りたのか?)
そう考えて相方の家へ向かった。

家に着くと、ちょっとした騒動になっていた。
話を聞くと、山中の工事現場で作業員が相方を見つけた、とのこと。
そのまま現場に向かった。

到着したのは、相方と山に入ってから2時間ほどが経過した頃だった。
着いてみると、そこはさっき草刈りをしていた山中から尾根を三つほど越えた谷底だった。
歩けば、ゆうに数時間は掛かる場所。
そんな所で、相方は自分の内股を草刈り用の鎌で切り裂いて失血死していた。

その谷はすっかり涸れ上がって一筋の水も流れていない。
にも関わらず、遺体の周囲には血液がほとんど残されていなかった。


77 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/22 19:47 ID:RilK0UPy

小学校の頃、学校から200段以上昇り、更に20分山登りしないと帰れない高台に家があった。

8月に入り、登校日があった。
毎年原爆や空襲等悲惨な戦争体験を映画化したものを見るのだ。
低学年は怖いと泣き叫ぶものがでるが、高学年になると見慣れる。

一度家に戻り、午後からまた学校の体育館で、今度は子供会の映画鑑賞会があった。
こちらは戦争ものではなく、ナウシカかトトロだったと思う。

上映が終わり、外に出ると奇麗な夕焼けだった。
階段を昇りながら友人の弟が着いてきているか気になって振り返ると
8月だというのに昼間あった入道雲はどこにもなく、海の方向に奇麗な形のきのこ雲がでている。
あまりにも奇麗なので友人達に声をかけ、しばらく眺めていたが
ふと、我に返って恐怖がこみ上げて来た。
とても奇麗な雲だったが、今にして思えば午前中登校日で見た原爆映画よりよっぽど怖かった。


78 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/06/22 19:54 ID:k8Zahsxw

村役場の職員に聞いた話

山菜を採りに山へ入った夫婦がいた。
山中を彷徨ううちに、大きな岩の近くにワラビが沢山生えている場所を見つけた。
喜んだ二人は、夢中になってワラビを採り続けた。

夫が何気なく顔を上げると、大岩の足元で妻がワラビを採っているのが見えた。
その方向に向かって、岩の陰から白い女のような手が二本すぅっと伸びている。
手はそのまま妻の髪を掴むと、声を上げる暇もなく岩陰に引っ張り込んだ。
驚いた夫が大岩の陰に回り込んだが、そこに人影はない。
慌てて周囲を探し回ったが、妻の姿はどこにも見当たらなかった。

後に消防団や警察によって捜索がなされたが、遂に彼女の消息は絶えたままだった。
捜索の際、夫は「あの大岩のところで妻を見失ったのだ」と地元の人々に説明したが、
「このあたりの山中にそんな大岩はない」ということだった。


83 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/22 22:36 ID:LrS7I2oY

>>35
硫黄島に勤務していた、激戦地だった。まだ遺骨がでる。
勤務当初は、怖かった。でも1年もしないうちに誰もいな真っ暗な
夜道をジョギングしている自分がいた。星がきれいだった。
幽霊ではない、英霊だと思った時から怖くなくなった。
俺は、英霊の眠る地に勤務している。その時から怖くなくなった。
むしろ、突然目の前に出現する、同じく駆け足をしている人に驚く
5m先まで見えない夜道では、びっくりする(ぶつかりそうになるので)


98 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/23 18:28 ID:ybElyFzC

炭焼き爺さんの昔話

ワシも長い間山の仕事しとるから大抵の動物の骨は見れば分かる。
しかし、何回か見たこともない骨を見たこともある。
猿に似たモノに羽根がある。
猿の腕のある部分に羽根が生えているようじゃった。
気持ち悪うてよう見なかったが、おなじ所で猿と鳥が*でたようには見えんかったわ。


99 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/23 18:32 ID:ybElyFzC

炭焼き爺さんの昔話

タラの芽が出る頃じゃったわ。
獣道すらない斜面を登りながらタラの芽を採っちょった。
そういやあの頃は腰にビク下げてたの。
結構採ってな、さて帰ろうっちゅうときに変なモン見つけたんじゃ。
最初は麻袋に見えたんじゃが、よう見れば猿の毛皮じゃった。
猿の毛皮が木に引っかかっちょってな、ひらひらゆれとる。
ワシはそれ見たとき心底肝が冷えたわ。
毛皮に傷がないのに中身だけないんじゃ。
一番大きな穴は口じゃろうが、そこから中身なんか全部出せるもんかね。
そん時な、なんかに見られとると感じたんじゃ。
怖くなってなワシは逃げた。
そいつはついてきおってな、ワシは腰の鉈抜いてな、振り回しながら逃げたわ。
何とか小屋に逃げ込んだんじゃが奴は次の日の朝まで小屋の周りをうろついておった。
あんときはもうだめじゃと思ったわ。



100 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/06/23 18:37 ID:ybElyFzC

炭焼き爺さんの昔話

山じゃな不思議なことはよくおこるもんだ。
ある日いつも通ってる沢筋に降りる道に一抱えもある木が生えておった。
昨日までは確実になかった。
これは何か意味があると思って沢には降りなんだ。
木は次の日には無くなっとったよ。
山ではな無意味なことは一つとして起きん。
どんなに不思議なことでも意味はあるもんじゃ。
その意味が分かるようになりゃ一人前かの。