703 素人ハイカー :04/07/15 23:44 ID:ssS17jdZ

>>688-689
似たような?経験があるんでちょっと書いてみるわ。

夏に山登りしてて、途中で雨が降ってきた。
合羽とか持ってきてなかったんで、どうしようかと思ったんだけど
ちょっと手前に、山小屋っちゅーかあばら屋みたいなのがあったなぁ~
って思いだして、そっこー引き返した。

あった。

道のそばにワリと新しめの小屋が、崖へ張り出すように建てられていた。
とりあえず軒先借りようとしたんだけど
屋根があんまり出っ張ってなくて、降り込んでくる雨で濡れてしまう。
とっさにサッシのドアを引っ張ると開いた。んで中に入った。

ガランとして殺風景な感じで、空気が埃っぽかった。
隅の方に低い棚があって、工具や木切れや段ボールなんかが置いてあった。
殺虫剤みたいな臭いがして、それと埃っぽいのでイヤーな気分になったけど
しょうがないんで、床に直接座った。
そのまま、雨やまねーかな~って考えながら
ドアに背を向けて窓から外をぼんやり見てた。






704 素人ハイカー :04/07/15 23:46 ID:ssS17jdZ

気が付くと、窓の隅に女の子が顔がのぞいていた。
中学生くらい?目が大きくて色白で日本人形をバタ臭くしたような顔だった。
ベッキーが前髪揃えてる感じかな?ちょっと違うな。まあいいや。
とにかくその偽ベッキーがこっちを見てる。
なんだよ、小屋に入りたいのかよ、なーんて思ってドアの方を指差した。
すると、こっちを向いたままの顔がスーっと窓枠の下側にそって横に動いて
そのまま、向こう側に姿を消した。
その動きに、なんか凄い違和感を感じた。
窓の外を歩くにしたって、フツーこっち向いたまま横に歩くか?
それに頭がぜんぜん上下に動かないで、なにか滑るような感じだった。

と、そこで気がついた。
窓の外に人がいるはずがない。
その小屋は崖に張り出すように建てられている。
だから、ドアの反対側にある窓の外はやっぱり崖だ。
人が立って歩けるような場所じゃない。



705 素人ハイカー :04/07/15 23:46 ID:ssS17jdZ

ギッ・・・

背後でサッシのドアが開く音がして、とっさに立ち上がった。
振り向きたいんだけど、怖くてできない。
窓の方を向いて目だけで後ろを見ようとしたけど
自分の肩までしか見えない。
スス・・っていうかカサカサ・・っていうか
とにかく人の足音じゃない、大きな虫が這うような音が近寄ってきた。
もうガクブルなんだけど、震えるばっかで一歩も動けない。声もでない。
音は足元まできて止まった。

「 … … … 」

小さな声が聞こえたような気がした次の瞬間、ふくらはぎを何かに噛まれた。
(その日は半パン姿で、ふくらはぎは剥き出しだった。)


706 素人ハイカー :04/07/15 23:47 ID:ssS17jdZ

「!!?*@*っpっt¥=!$%!?!!」

ワケの分からない叫び声を上げて、噛まれた足をメチャクチャに振り回した。
サッカーボールくらいの何かが、後ろに向かって放り出されたような感覚。
振り向くのも怖いし、かといってこのまま小屋にいるのはもっと怖い。
だから、片足を後ろに蹴りだしながら、けんけんで後ずさりしてドアに向かった。
今考えるとスゲエみっともない格好だけど、その時は必死だったんだ。
やっとドアに辿り着くと、思いっきり片足ジャンプして外に出た。
道に出た時転んだけど、すぐに起き上がるとダッシュで山道を下った。

ふもとの駐車場みたいなところでやっと止まると、さっき噛まれたふくらはぎを見た。
ノコギリの歯を押し当てたみたいに小さな穴がいくつも開いている。
それが歯形みたいに並んでた。

下山してすぐに医者に行った。
一応、化膿止めもらって塗ってたけど、傷はすぐに直った。
今は何ともない。



714 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/07/16 01:45 ID:fGq+u759

もう二十数年前の幼少のころの話。
当時近所のお兄さんが夏になるとかぶとやクワガタ採取のため
午前三時ころに迎えにきて、裏山に入っていた。
明け方たまにポインターを連れた猟銃を持ったちょっとおかしな人と
遭遇。
おっさんから逃げる為、お兄さんが、「あっ、はとだ」と言ったあと
ダッシュで逃げた思いであり。
未だに百一匹ワンちゃんがトラウマと夢で山から何かが追いかけてきて
必死に玄関を閉める夢を見る。
今は開発され、道路になったが・・。


715 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/07/16 02:07 ID:CvZmAt1+

最近、運動不足でお腹がたるんでしまい、少し運動しなければと思っていた矢先のこと。
そのとき唐突に近くにある山に登りたくなった、今まで生きてきてそんなこと思ったこと無かったのに。
家族からは「唐突過ぎる」「近くのジムに行け」といわれながらも決行、とたん土砂降りに。

こんなことがすでに三回起きている、普段の休みには雨なんて降らないのに山に行こうと
すると雨、それも決まって行こうと思った日。
ちなみに今日も午前中だけ雨。
まだ・・・その山には登っていない。


721 山盛るだ :04/07/16 13:45 ID:zpqSAo2c

改めて読み返すとあまり「恐い」と言うものは無く「山の怪異」という
雰囲気のものでてスレ汚しかもしれないのですがもう一つ。

手記2-1
 「たまし」の炎
昭和最後の年、息子夫婦の帰省の時の話です。
混雑する列車と夜行バスに揺られ町の駅についたのは夜も11時を回った頃でした。
町の知り合いのタクシーの運転手にお願いをし迎えに行って頂きました。
息子夫婦の到着した駅からはタクシーで峠を越えて40分ほどかかります。
運転手さんを含む3人は真っ暗な山道を進みました。
途中、細い川にかかる橋の袂で息子は不思議なものを目にします。
それはオレンジ色に揺れる「炎」でした。
まるでキャンプファイヤーのようなゴウゴウとした炎が川沿いに揺らめいていたそうです。
「こんな時間に誰か焚き火でもやっているのか?それとも山火事か?」
タクシーを橋の欄干に停め「気味が悪い」という妻を残して運転手さんと2人で
欄干から30メートルほど離れたところに揺れる炎を観察しました。
炎の高さは身の丈ぐらいあったと言います。




722 山盛るだ :04/07/16 13:50 ID:zpqSAo2c

手記2-2
しかし目を凝らしても火の番をしていると思われる人もおりません。
(焚き火には付き物の火の粉も舞っていなかったそうです。)
山火事なら無線で連絡をしなければならないと2人は車に戻ろうとしました。
すると突然炎はスゥーと横に動きフッとかき消すように消えたそうです。

3人はが家に戻った時「狐火を見た!!」とかなり青ざめた様子でした。
その話を翌日町外れの薬屋のおじいさんにすると(50年以上ここで商売をしている)
「その炎はどんな色だった?」と聞いたそうです
息子夫婦は丁度その箱のような・・とオレンジ色のカゼ薬のパッケージを指差しました。
「あぁ、だったらそれは、たまし(魂?)の炎だ。狐火は青い。」とさらりと答えたそうです。
そしてその炎を見たあたりの話をしてくれたそうです。

なんでも昔から落人伝説等の曰くのある土地柄で
昔から現代に至るまでいろいろな怪異を体験した人が多いのだそうです。



746 あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/07/17 09:18 ID:0REQePUW

最近このすれ発見して、やっと全部読みきりました。
怖い話っていうより、昔話を聞くような懐かしい感じになりますね。
自分もあまり怖い話でもないけど一つ。

俺の祖父母は九州にあるかなり田舎の山の麓に住んでいるんだけど、
深夜に外からすーはーすーはーって、2人が目を覚ますほど激しい獣の息遣いが、2枚の引き戸を通して聞こえてきたらしい。
二人とも何十年も牛やらヤギやら飼ってて、猪なんかともよく遭遇するけど、それらとはぜんぜん違う迫力だったと。
その獣が部屋の中をうかがうように留まってた為、じいちゃんが見に行こうとしたが、
普段から第6感の強いばあちゃんが、これは絶対普通じゃないからって懇願するようにしてとめたらしい。
次の日の朝確認しても足跡とかなにもなかったらしいけどね。
一応九州には熊はいないはずなので、思い当たる動物がいないそうです。


750 飛び入り暇人 ◆245618PRMI :04/07/17 11:29 ID:QgYWodXd

あぁ、なんかこのスレみてたら思い出したのでありがちな話を一つ。

自分の親父の実家はかなりの山奥なんです。
それでですね、あるときじいちゃん(まだ生きてる)が山に入って
祠かなにかの木を刈っちゃったんです。それでですね、その木が
どうやらご神木だったようで、じいちゃん山から帰ってきたら
突然どっちか忘れたけど片足が痛みだしたんです。
例の如く病院に行っても原因不明。ばあちゃんがきっとご神木を切り倒した
からだっていうけどじいちゃん聞く耳持たず。それで仕方なくばあちゃんが
その祠にお神酒とお供え物をして許して下さいって祈ったそうな。
それで帰ったら足の痛みは引いてたとさ。



山の神様は優しいんですね。


759 炭焼き爺さん :04/07/18 00:19 ID:Aa1lnEvH


炭焼き爺さんの昔話

たまーにじゃが赤い月が出ることがある。
たいてい山に近いところの月が赤くなるんじゃがな。
そんな時は夜の山には入っちゃならん。
ワシの親父はよう言うとった。
赤月の日は山の神様がいない日じゃと。

山神様のいない夜は人を喰うあやかしがよう出るとな。
ワシは赤月の夜、山の中を走り回る笑い声を聞いたことがあるわ。


760 炭焼き爺さん :04/07/18 00:23 ID:Aa1lnEvH

炭焼き爺さんの昔話

ある日ボロボロの服を着た中年の男が大きい犬の死体を担いでやってきおった。
中年の男は犬の死体を乱暴に釜の前に下ろしてな、死体を焼いてくれと言う。
火葬場じゃないと怒鳴りつけたらな、やつは舌打ちをしおった。
ワシはカチンときてな、奴と怒鳴りあいになった。
そしたら奴はだんだん泣き顔になってな、ぎゃあぎゃあ泣き出しおった。

で、奴はな「夜になると生き返るんじゃ」と言ったんじゃ。
ワシはぎょっとしてな、犬を見おったら目が開いておる。
じゃが体はどう見たって死んどる。息だってしとらん。
最初から開いておったかもしれんがの、目はまるで生きているようじゃった。
ワシが固まっているとな、奴は死体を背負って泣きながら帰っていきおった。
気味の悪い出来事じゃったな。


779 オマージュ :04/07/18 22:22 ID:q+VlFn8Q

さらに先輩の話

山でテントを張り、独り夕食を済ませた。
ぼんやり、たき火をみていると、火の中で何か動いている。

目をこらして見ていると、炎をまとった小人が踊っていた。
驚きつつも、その軽快な踊りに見とれていると、
最後にその小人はぺこりと彼にお辞儀をし、ぴょんと火の外に飛び出た。
すたたたっ
火のついた小人は一目散に薮に駆け出した。
彼はびっくりした。山火事になっちまう!

幸いにも、あと少しで逃亡成功、というところで小人は転び、
あえなく水筒を持った彼に消火されたそうだ。

可愛く見えても、山にでるやつらにゃ注意せにゃならんぜ? 
彼はにやりと笑った。なんせ、人間じゃないからな、何しでかすかわからんよ。



780 オマージュ :04/07/18 22:27 ID:q+VlFn8Q

さらにさらに先輩の話

彼が親戚引き連れて、富士登山の案内をしていた時のこと。
山頂まで登り詰め、やれやれと彼が一息ついていると、甥っ子が麓を指差し叫んだ。
「ねぇ! あれ何!?」

見下ろす大地に見事に広がった雲海に、一ケ所だけ、不自然な切れ目ができていた。
まるでそこに見えない巨大な柱があるかのようだった。
さらにその切れ目は風の流れに逆らい、西へ西へと広がっていく。

親戚一同に説明を求められた彼だが、今までこんな現象は見た事がない。
知らないと言うのは簡単だが、それでは彼のプライドが許さない。
目を白黒させながら、苦し紛れに彼は言ったそうだ。

「だいだらぼっちが歩いてるんですよ」

我ながら馬鹿げているとあきれたが、親戚一同、深くうなずいたそうだ。

でも、言われりゃ俺でも信じるしかないような雲だったぜ?
彼は頭をかいた。
まあ、でもホントにそうだとすると、
その下にある町は踏みつぶされちゃうだろって話になるんだけどな。







面白かったら押して下さい|ω・)


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